こんにちは
八丁畷クリニックファーム よつ葉歯科クリニックの角田です。
暑い時期がまた続いていますね。こんな時期は冷たい飲み物を欲してしまうと思います。そんなとき歯がしみることはありませんか?よくこの時期に歯がしみるので虫歯じゃないかと来院される患者様がいらっしゃいます。
今回は知覚過敏についてご説明したいと思います。
どうして知覚過敏になるのか?
歯肉が下がり、柔らかい象牙質が露出して起こります。象牙質には、神経に通じる細かい管が無数にあり、刺激が直接神経に届いてしまうのです。
こんな時に感じやすい。
・冷たいもの、甘いものを飲食した
・歯ブラシの毛先が触れた
・冷たい風にあたった
知覚過敏はどうやって治すのか?
①再石灰化を促す…だ液による再石灰化で、象牙質を修復します。
②専用の歯磨き粉を使う…歯の神経の鎮静作用があり、徐々に治まっていきます。
③薬剤を使う…刺激を受けにくくする薬剤を塗布します。
④コーティング材を使う…プラスティック材などのコーティング材を使います。
③④は歯科医院で行う専門的な治療です。
☆神経の処置…痛みがひどく日常的に支障をきたす場合には、神経をとることもあります!
こんな人は要注意です!
・硬めの歯ブラシ、強い歯磨きが好きな人
・高齢者
・歯周病にかかっている人
健康な歯肉の方でも、ある程度の歯肉の退縮が起こります。30歳を超えたら、歯周病の予防につとめましょう。また、歯肉を下げる歯磨き方法は控えましょう。適切な歯磨きができているか不安の方は、お気軽にご相談ください。懇切丁寧にお教えいたします。
知覚過敏で虫歯じゃないから大丈夫と思って安心はしないでください!
根面う蝕という関連疾患があります。
柔らかい象牙質が露出したままだと歯根面の虫歯『根面う蝕』を起こしやすくなります。こわいのは、歯の神経に近いので、重症化しやすいことです。知覚過敏化もと安心せず、歯科医院への通院は必ずしてください!